大口水産は昭和19年の設立以来、鮮魚販売を通して金沢市民の台所を支えて来ました。
約80年営業を続けてこられたのは、お客様からのご愛顧の賜物であり、私どもの誇りです。
一口に”大口水産”といっても、現在では西念に代表される卸売部門と近江町に代表される小売部門、ショッピングモール内のスーパー部門に分かれ、業界における果たす使命が少しずつ異なっています。
卸売部門においては、日本全国あるいは世界各国に向けて、北陸の魚の良さをお伝えし、地球規模でより多くの方に美味しい魚を召し上がっていただき、健康的で豊かな食生活の実現へ貢献しています。
一方小売部門においては、「魚離れ」が進む昨今において、お客様のご要望に添った美味しい魚の対面でのご紹介や調理方法、下処理、或いは自家製の魚惣菜をご用意し、お客様の魚食への負担感を少なくし、より気軽に魚を味わっていただくお手伝いをしています。
また弊社は大型のショッピングモール内にも直営店を出しておりますが、そこでは上の２事業所とは趣を変え、お忙しいお客様でも手に取っていただきやすい切り身のパック商品、魚惣菜を中心に販売し、現代の時短のニーズにお応えできる商品づくりを心掛けています。
このように創業者の荒井知行が、近江町で初めて「皿盛り」の販売方法を始めた「挑戦の精神」は、脈々と引き継がれ、時代の要請を敏感に感じ取り、工夫を重ねながら、現在まで続いています。
これから入社される若い方には、ぜひ仕事に好奇心を持ち、自ら考え行動できるようになっていただきたいと考えています。望む社員には、知見を深めるために積極的に全国出張にも行っていただきます。
そこで出会った人々とのつながりや経験したことを礎に、知恵と工夫をもって仕事に取り組んでいっていただきたいからです。挑戦には失敗もつきものですが、その失敗さえも次の成功につながる糧になると思っています。
私はこの業界に携わるたくさんの人を見てきました。
みなさんが魚に関する知識や経験が全く無くても、何の心配もいりません。この業界に関しては、魚に対してのあくなき好奇心と情熱をもっているかどうかが、その人の真価になります。
エネルギーを持った若いみなさんとの出会いを心から楽しみにしております。
